まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
© T. Codd

クスダマツメクサ

クスダマツメクサ トップ
マメ科
シャジクソウ属
Trifolium campestre Schreb.

花は球状になった花序の径で9mmから1.2cm程度。草丈は15cm程度だがよく這って分枝し、実際の長さは40cm以上ある場合が多い。
花は花序内に30個程度あり、多い。
黄色く小さめなものにはコメツブツメクサ、属を越えればコメツブウマゴヤシ等もある。
ぱっと見でそれぞれ異なるので見誤ることはない。
それらと三種で混生している場合も多くそういった場所では比較で随分大きく見えるものの…。どうしても、写真で全景を見ると他の二種のように小さく見えてしまうのでこの記事で極端に小さい花と思われないよう…。

全景

クスダマツメクサ 全景 クスダマツメクサ 全景 クスダマツメクサ 全景
一見大きな群落に見えるかもしれないが、写真中央上部を基点に放射状に拡がった、たった一株。
這ってよく分枝している大株から一本で立っているものまで、年数や環境で色々なスタイルが見られる。

花序・花・萼の様子

クスダマツメクサ 花 クスダマツメクサ 花・萼 コメツブツメクサよりかなり大きく、旗弁がよく開いているのが特徴で、また、花序内の花数も多いので豪華に見える。
かなりつまった総状だが印象としては球状に見える。
旗弁の縁は前方に向いた細かい鋸歯がありぎざぎざ。葉の鋸歯と同じような形状。
萼は蕾時期からどんどん花弁と同じ色変化(黄色へ)をするが先端の針のように細い裂片は花期には緑が少し残る。

葉と托葉

クスダマツメクサ 葉 クスダマツメクサ 葉 クスダマツメクサ 托葉
三出複葉で、小葉は横がかなり角のようになる菱状楕円形で基部くさび形、前方も逆のくさび形で、先端は円頭か鈍頭、またはややくぼんでいる。
前方側の辺が短い浅い鋸歯が先端半分に顕著。45度程度に平行になる側脈は目立つ。
頂小葉の小葉柄は顕著。
托葉は茎を抱くように基部が顕著な耳状で、披針形から長楕円で先は尖る。縁は数回、弱く鋸歯状に裂ける。
茎には伏した白い短軟毛が散生。

花後から果実・種子の様子

クスダマツメクサ 花後果実へ クスダマツメクサ 花後果実へ クスダマツメクサ 果実
クスダマツメクサ 果実 花弁は白っぽい肌色を経由して明るめの茶色に枯れて宿存する。
クス玉かどうかは何とも言えないのだが、この仲間の他の種と異なり、旗弁は中央で折れずに開いたまま他を隠すように倒れて張り付き菱形になっていて広いので全体にやや膨らんで見える。
舷部は円形より広い倒広卵形で浅い皿状になっていて爪部は花を巻いて柄のように見えるため、何となくフライパンのよう。
萼は花弁と同時に色変化して同じように茶色に枯れていくのでほとんどそれと分からない。気づかない人は「萼がない?」とか思うかも。

クスダマツメクサ 果実 クスダマツメクサ 種子
宿存する花弁をどけると扁平な長楕円状卵形の果実が覗く。とはいえかなり小さく、長さ1.5mm程度。
種子はひとつ入っていて随分長細くそれほど扁平にもならない。ぼてっとした根が随分目立つ。

花確認:
2006(F5)(F6)
2008(F6)(F7)
2009(F5)
2011(F6)
実確認:
2006(C5)(C6)
2008(C6)(C7)
2009(C5)(C6)

宮城県版のシャジクソウ属
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