まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
© T. Codd

オオキンケイギク

オオキンケイギク 全景
キク科
ハルシャギク属
Coreopsis lanceolata L.

花は5cm?6cm程度(原産地の資料を見ると6cm?9cm程度とある)と大きく、草丈は50cm?80cm程度、たまにもっと大きく1.2m程度。かなり高くなる。葉も長い。
花弁は不ぞろいに切れ込み、立体的にややよれているので厚ぼったく見える。

オオキンケイギクに似たものに、Coreopsis grandifloraがある。これが国内では「キンケイギク」として流通しているとのサイトもある。あまり調べていないが、正直、海外を含めて得られる画像からは今のところ違いが茎の下部の方も無毛であることと、オオキンケイギク同様わりと大型な羽状全裂葉の裂片が、オオキンケイギクと違い線形であることと葉裏に毛が密生しているのが見えないことくらい。丈は60cm程度なのでオオキンケイギクにもそれほど大型化しないものもあり重なるし頭花径はオオキンケイギクと重なり6cmちょっと…まぁ、ほとんど調べていないのでこれに関してはそのうち調べて追記するつもり(世間でオオキンケイギクとして認識しているものにこれが混じっている可能性は高いかもしれない。なお、国外の原産側はともかく国内で得られる情報は実際のところ怪しいかも。)。
また、図鑑やハーバリウムの標本画像等で得られる情報を自分なりに解釈する限り、本来の和名キンケイギクであるCoreopsis basalisの方はオオキンケイギクとは似ていない。キンケイギクの標本を大きな画像で見られるのは例えば、州立のテキサス大学(オースティン校)のサイト内の【ここ】

ガーデニング等で植栽されている家がかなり多かったため、空き地にも逃げ出して拡がっている(現在も育てている家がすぐ周囲に二軒ある。)。環境省で生態系を乱す等の危険のある生物「特定外来生物」として第二次指定で追加登録されており、持ち出しや栽培は禁止されている。許可を得ることで特別に栽培することはできるが、逸出防止等ハードルは高いと思われる。お役所に確認したところ、こういった植物は、所有権上問題のない場所に生えている場合(空き地等)、特に国の許可を得ることなく個人が引き抜いて枯らして構わないとのこと。ただしその場から持ち出すことができないので、枯らしたい場合はかなり早期に抜いて根を潰すしかない。(また根が張ったり、枯れるまでの間に実ができてしまえばアウトなので。)

私なりにまとめた「オオキンケイギクとキンケイギクについて」
(キンケイギク実物は周辺には存在しないので図鑑やハーバリウムの画像と文章から私なりに特徴を感じ取ってみたもの。つまり私用の現時点でのメモで、信憑性はないので注意。)
部\種類オオキンケイギクキンケイギク
舌状花 頭花なので呼び方は不明だが単花でいうところの半八重状で、本来の8舌状花以外に大きさも形状もまちまちな筒状花から変形した舌状花がありふわふわ立体的。中途半端なものも混じる。舌状花花弁は倒卵形で先端が強い波状(じぐざぐ)。また、前後に波打っている。 頭花なので呼び方は不明だが単花でいうところの一重で8舌状花で全体が扁平だが、オオキンケイギクと同じ形の半八重の園芸種も少なくとも二つはある。倒卵形で先端は少し波打つか、強く波打つものはオオキンケイギクより裂片が細くより切れ込んだ感じになる。基部は浸したように紫褐色か黄褐色に染まるか、大きな丸っこい染みになる。(黄色だけのものもある模様。)
筒状花舌状花と同じ黄色(山吹色)紫褐色。
下部の葉形
(※根生葉のことではない)
羽状全裂の裂片が狭披針形?狭倒披針形。羽状全裂で裂片が狭楕円か狭卵形・倒狭卵形でかなり丸っこい。
上部の葉形少ない羽状全裂で裂片は下部と同形、上部でも結構大きく目立ち、頭花の下から一対目の葉までがそれほどは間延びしない。「普通」に見える。 少ない羽状全裂で裂片は披針形かほとんど線形で、頭花の下から一対目の葉までが結構間延びする。
頭花の総苞内片渋く濃い緑褐色でつやがあり卵形?広卵形。渋く濃い緑褐色でつやがあり少し細身で、狭卵形か倒狭卵形程度。
茎の毛 白くて近づけば目立つがまばらなせいで茎のすべすべ感が目立つ。ちょうど「嫌」な程度。細毛だらけか無毛。

全景の様子

オオキンケイギク 全景 オオキンケイギク 全景 頂生とはいえよく束生するため頭花が多くなりしかも群生するので賑やかで辺りが黄色い。一本一本はひょろっとしている。

花の後姿・『蕾』の様子

オオキンケイギク 蕾 オオキンケイギク 蕾 オオキンケイギク 頭花
頭花の開花直前位のよく膨らんだ『蕾』はやや潰れた饅頭のような形状のものが多く、倒卵体のものはたまに混じる程度。咲く前のよく膨らんだ状態で径1.2cm?1.8cm程度ある。潰れ饅頭の原因は、私なりの考えに過ぎないが筒状花がいくつも舌状花化してぱんぱんになっているせいと思われる。たまにつくシンプルな花(コスモスっぽい。)のものは倒卵体。
緑褐色から褐色の総苞内片があり光沢がかなり強い。
オオキンケイギク 花 オオキンケイギク 花 オオキンケイギク 舌状花拡大
基本が8舌状花だが大抵いくつもの筒状花が色々なサイズの舌状花となり全体としてふわっと立体的になっている。よく見ると舌状花になりきらない中途半端な花もちょくちょく混じっている。
舌状花は基本的に大きく4つに裂けというか丸味のある波状切れ込みがあり、それぞれは更に小さく切れ込んだり全縁だったりする。
オオキンケイギク 花後ろ オオキンケイギク 総苞外片縁 オオキンケイギク 筒状花(枯れた花冠と若い痩果と基部の小苞 筒状花の基部に長い線状披針形の小苞があり、筒状花中央部が未開花の際や花後の際によく目立つ。基部側は縁が半透明白色。長さは筒状花の花冠の倍程度だが、シベ柱と痩果部分の長さがある分と筒状花が星型に開くせいで、小花開花時には目立たないもしくは見えない。
総苞外片は濃い緑細身、縁は段になって外側が白く半透明膜質、細かいぎざぎざで毛状になる。

葉と葉裏の様子

オオキンケイギク 葉 オオキンケイギク 下部の葉 オオキンケイギク 葉
オオキンケイギク 葉 オオキンケイギク 中部の葉 基本的に対生(上部でやや互生の場合がある)し、かなり大きめ。3ないし5に羽状全裂しほとんど複葉のような見かけ、各裂片は狭披針形から狭倒披針形。頂裂片はかなり大きく、全体の2/3以上になる。側小裂片はわりと揃い気味。葉表には白い粗い毛が散生し、裏面は密生。質は厚い。
上ほど柄が短い。なお、葉柄基部の両側が対生相手の葉の同じ部位と接している。ようは、基部(節部)で茎は露出していない状態。

オオキンケイギク 根生葉 オオキンケイギク 根生葉 根生葉は小さく裂片も楕円か狭楕円で丸っこく茎葉と形態が大きく異なる。

茎の様子

オオキンケイギク オオキンケイギク オオキンケイギク
下部(大抵2段程度まで)では白い開出毛がやや不規則に目立つが、上部ではほぼ無毛。筋がごつごつしている。葉柄基部と茎との境は白い筋状になっている。

花後の様子

オオキンケイギク 花後 オオキンケイギク 花後 かなり大きくなる(2.5cm以上)。基部側は痩果が大きくなり太くなり上部は花が落ち何も間になるなるので先端を摘んだでっぷりした広卵体になる。右のものでは小苞がよく見える。


花確認:
2006(F5)(F6)
2007(F5)(F6)(F7)
2009(F5)(F6)
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