まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
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オキジムシロ

オキジムシロ トップ
バラ科 キジムシロ属
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Potentilla supina L.

花は8mm程度、草丈は10cmから30cm程度。この仲間の中では花弁がバランス上少し小さい。
葉形が独特で葉腋毎に一花ずつなのですぐ分かる。茎は毛深い。

●草深い青々としたところで育つ個体は青みが強くしっとりした色で、茎も白緑になる。

全景の様子と花・萼の様子

オキジムシロ 全景 オキジムシロ 花序 オキジムシロ 花拡大
オキジムシロ 萼から 葉腋から長めの真っ直ぐな花柄を斜上させて一花ずつつける。花弁は他の仲間と比べて小さめで面白い。
花弁はハート型より少し狭い程度で、先端の切れ込みは鋭くない。副萼片は狭楕円形から披針形。長さだけで言えば萼片より副萼片の方が長く、花弁先端の切れ込み部分で丁度覗くか隠れるかという長さ。

上の方の葉と、下の方の葉の様子

オキジムシロ 上部の葉 オキジムシロ 下部の葉 オキジムシロ 葉と托葉
上の方では3小葉と3裂の中間のような形態。下の方では、見かけは奇数羽状複葉と奇数裂の中間のような形態(一応、節はないようで複葉化してはいない模様)。また、各小裂片も鋸歯が多くさらに中裂、深裂することがある。特に、頂小裂片はよく中裂する。どれも中途半端。
托葉は狭卵形で1つ、2つの鋸歯がある。
写っている茎を見ると分かるが、見た目ざらっとした感じの白い微軟毛が密生する。

果実の様子

オキジムシロ 若い果実 オキジムシロ 果実 熟していない痩果と、熟して乾いている痩果。粒々ひとつひとつが痩果。ヘビイチゴのように丸い果実様の形態はとらず、熟すと茶色くなり、痩果がぽろぽろと零れていく。痩果表面には縦に筋状に隆条が入る。

照りつけ裸地での様子

オキジムシロ 全景 オキジムシロ 全景 オキジムシロ 全景 高水敷で、工事でひっくり返された後の地に生えているもの。照りつける裸地・砂利地なので多くの植物が葉は黄色っぽく茎は赤くなる。この植物もそのようになる。
元々の土地が富栄養な上に競合相手が少ない状態になるのでかなり巨大に育つものが見られ、そうなると葉は複葉化が更に進んだようなはっきり整然とした羽状になる。ここにはないのは分かっているものの、つい一瞬カワラサイコが頭に浮かぶ。
大概は一年限りの姿で、翌年には草むらになるので普通の姿に戻る。

葉の様子

オキジムシロ 基部・下部の葉 オキジムシロ 中部から上部の葉 基部付近でははっきり放射状に多数の葉がつき結構賑やかになるので、上の全体写真のようにごちゃごちゃして見える。
上部までかなりはっきりした羽状を保ち左右の裂片もかなり対が揃う。大きさは下部とあまり変わらない。

托葉の様子

オキジムシロ 托葉 オキジムシロ 托葉 托葉は、先端が弱い尾状の卵形をベースにしてはいるが、大きくても裂けないものもあれば小さくても多数に裂けるものも混じる。二段になっている画像では、同じ節の辺りを少しずらして写したもので、赤い矢印のものが同じ托葉。


花確認:
2006(F6)(F7)
2009(F6)
2013(F5)
実確認:
2006(C6)(C7)
2008(C5)
2009(C6)

宮城県版のキジムシロ属
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