まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
© T. Codd

ギシギシ

ギシギシ 全景
タデ科 ギシギシ属
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Rumex japonicus Houtt.

花は2.5mmから3mm程度、草丈は80cmから1.2m程度。
丈が高いにも関わらず各部が太いのでギシギシ類の中ではかなりずんぐりしている。
色はやや白緑状で黄色味・赤味がほとんどない
果実期の花被片は白っぽくなりその後そのまま茶色く枯れていく
スイバ類と異なり雌雄同株。
ギシギシの方がナガバギシギシよりもやや乾燥に弱いようで、多少水に近い場所で確認でき乾燥地には生えていない。ナガバギシギシは乾燥した荒れ地でもアスファルトの脇でもどこでも育っている。(結局邪魔なので刈られるが。)

近所では2006年くらいまではそこここに見られたのだが、その年からちょこちょこと開発が再開されて以降失われ、いまや一箇所のみ。(周辺では、それまであった場所で一度だけ地均しされたら翌年ほとんど生えてこない。ナガバギシギシは今のところ、地均し後にも生えてきている。)
ナガバギシギシは今も道の脇や荒れ地等そこらじゅうで見られる。
ちなみに最後の一箇所も、それまで放置されてきた場所だが2008年の冬には脇で急に無意味な道路ができていたので、今後群落の場所も色々着手されるだろうし数年より先残っている可能性は極めて低い。
住民ではない人間が通り抜けのために欲しがる道路ばかりが作られ一向に住民にとって都合のよい開発はされない現状が情けない。

ひとかたまりの花序と花の拡大の様子

ギシギシ ひとつの輪生花序 ギシギシ 花の拡大 鮮やかなレモンイエローの2mm程度の葯がぶら下がる。花の中の方に見えるブラシ状の白い小さなものはメシベ。
ほとんど目立たない。
なお、大型のブラシが縁から飛び出ているオシベのないものがある。咲き進んだものかもしれないが、どうも花被片は小さい長楕円のままなので最初からオシベのない雌花かもしれない。ひとつの花を継続して見続けたことはないので、どちらかは分からない。

葉の様子

ギシギシ 葉 ギシギシ 葉 葉はかなり巨大。
縁にはほとんどよれがなくすっとのっぺり
また、幅もかなり広めの長楕円か狭卵形。
細かめな波状鋸歯だが他のナガバギシギシを見慣れていると一見全縁風。
色合いも手伝って相当のっぺりして見えるので、何だか物足りない感じにも見えるかもしれない。

若い果実の様子

ギシギシ 若い果実 そろそろ花被片が広がってきて、花被片の粒体が膨らんできた。

果実期の様子

ギシギシ 果実期全景 ギシギシ 果実期全景 ギシギシ 果実 花序・花被片は白黄緑になった後茶色く枯れていき、一旦ピンクに染まったりはしない。
左の写真の丸付き数字は変化の順序。

果実の様子・痩果の様子

ギシギシ 果実と種子 ギシギシ 果実 ギシギシ 痩果
宿存して肥大する花被片は横に幅広く、表面は網目状に脈が目立ち縁に鋸歯があり、粒体は3つの片のどれもほぼ同じ大きさ
不整にがたついた感じ程度ではなく、脈の先端が鋸歯になっていてそれぞれの鋸歯の先端が三角で鋭い
ほとんど全縁かせいぜいがたつく程度で粒体サイズが3つ不ぞろいのものがナガバギシギシ。(枯れる前に白ではなくピンクに染まる。)
台形状に二回曲がった三枚の花被片に包まれ(丁度三角になる)長さ2mm程度の痩果がひとつ入っている。つやが強く、強い3稜で3面になり、一面はやや反る程度でほとんど平ら、他の二面は強く湾曲してやや丸っこい。この二面の中央には筋状に弱く盛り上がりが1本ある。

幼生株の様子

ギシギシ 幼生株 冬(12月)の様子。10cmから20cm程度でやや地面に張り付いた状態で冬を越す。やはり少しのっぺりしている。上下に波打った感じも少ない。


花確認:
2006(F5)(F6)
2007(F1)(F6)(F7)(F8)(F9)
2008(F5)(F6)(F7)(F8)
実確認:
2006(C6)
2007(C7)(C8)(C9)
2008(C5)(C6)(C7)(C8)

宮城県版のギシギシ属
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