まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
© T. Codd

ガガイモ

ガガイモ 全景・花序
キョウチクトウ科 ガガイモ属
123456789101112

Metaplexis japonica (Thunb.) Makino

花は1cm程度で内側が毛深い。花序は一見総状。伸びていないものでは毬のようにも見える。
葉は対生し、脈の色が明るく目立つ、わりと独特で大きく、藪でも分かりやすい。
全体は、何mにもなる長いつる性。茎は丈夫。

花序の様子と花の拡大

ガガイモ 蕾の花序 ガガイモ 花序 ガガイモ 花
花序は一見、段々にはなりきらない妙な総状に見えるが…膨れ(軸にある節)に1花または2花二又かをつける小花序が離れたり寄り添ったりしてついている模様。
なお、あまり全体の軸が伸びていないまとまったものでは、透けた手毬のような姿になって面白い。
よく見ると小花序の下には線形で目立たない苞が見られる。
花の形上、何となく「なさそう」と思ってしまう萼は、かなりはっきりしたものがついている。
萼、花序軸、花柄とも白い微毛が密生する。小花序の基部の節だけ、毛がほとんど生えず大抵染まりも薄い。
ころんとした蕾をよく見ると…萼の渋赤紫と緩く尖った卵型の蕾のほんのりじわっとしたストライプとで、かなりかわいらしい。
ガガイモ 花 ガガイモ 花の拡大 ガガイモ シベの拡大
花の中は長い毛が密生する。花冠裂片は反ってくるりと強く巻いていてかわいらしい。
花の中に見える黒いのはアザミウマ(スリップス)の仲間。ほんとにどんな花の中にでもいる昆虫だと思う…。
花柱らしき棒のかさかさ乾いた感じに違和感があったのでよく見てみると、このメシベ先端にひょろっと伸びてくねくねしている白いもののどこを見ても、粘々した部位、ようするに柱頭部分が見当たらなかった
どうやら、基部にある白い饅頭形の部分は、子房だけではなくメシベ本体の全体の模様
この饅頭に葯と思われる広卵形で円頭の平たいワッペン(でっぱり。(同じく白))が貼りつくように合着していて、その各中央に狭三角のやや褐色の部分、おそらく葯隔と思われる部分があり、そこから下に目立たないが一応薄緑になっている花糸。
饅頭基部の方の、オシベ同士の間には黄褐色のややY字に見える部分があり、そのセンターラインには乳頭状突起らしきものが続いている。
Y字の上部分には何だか隙間ができていて、受粉口と思われる
なお、花冠の破れ目からは白い乳液がどんどん溢れ出ている。

葉と茎・托葉の様子

ガガイモ 葉 ガガイモ 葉 ガガイモ 葉の基部
対生する。
葉脈の色が薄いので目立つ。基部は強い心形。
けっこう無骨というかごわついた感じ。葉脈を期に全体に前後方向に波打っているのでじっくり見ると、葉脈に向けて隆起しているが葉脈そのものは筋状に凹んでいる。
大抵は7cmから8cm程度だが大きいものでは長さ15cm程度になる。葉柄も結構長く、はっきりしている。
茎や葉脈は渋い薄めの赤紫に染まり、白いくも毛状の毛が薄っすらやや横方向になったり巻きつくようにまとわりついて生えている。
表側の主脈上で葉身基部と葉柄との境界に、卵形を摘んで尖らせたような褐色の突起物が5から7個程度並んでついている。
ガガイモ 托葉? ガガイモ 托葉?裏の拡大 節毎に托葉状に小型の葉状物が2枚つく。枝が出ない方の葉腋に二枚ともついて、茎を囲むように両側から逆の葉腋へ向かって拡がる。分かりづらいのだが、裏から見ると短いが葉柄と同様の柄がある

果実・種子の様子

ガガイモ 裂開した果実の中・種子の様子 ガガイモ 裂開した果実の外側 長さ5cmから6cm程度。基部側がかなり幅広。中は基部側に種子がくっついていて、先端に向けて種髪が出ている。
外側は黒い筋状のしみだらけ。
種子は水滴をぺらぺらにしたような形状、曲がっていて立体的。


花確認:
2006(F7)
2007(F7)(F8)(F9)
2008(F6)(F7)(F8)(F9)
2012(F8)
2014(F8)
実確認:
2007(C12)

宮城県版のガガイモ属
スポンサーサイト






上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。