まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
© T. Codd

ヤマノイモ

ヤマノイモ
ヤマノイモ科 ヤマノイモ属
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Dioscorea japonica Thunb.

花は3mm程度、つる性。
ヤマノイモの仲間ではあまり多くない、対生の葉を持つ。
イモとして売られる地下の担根体同様、つるに成るムカゴも食用する。
やや横に張り出した基部がある葉も混じるのでナガイモかと思ったが、雄花花序の花序軸がジグザグ状でなく顕著に真っ直ぐなことからヤマノイモとする。
なお、別名ジネンジョ。ナガイモとは用途は同じだがまったくの別種。
特に最近ではヤマノイモ(ジネンジョ)も普通に栽培されるようになり、畑地で見てもナガイモとは限らない。区別も容易でなくなっているかもしれない。(ヤマノイモ(ジネンジョ)でも品種が増えているかもしれない。)
農水、つまり国ではナガイモの類を作物名「ヤマノイモ」として扱っている模様。
図鑑によって茎・葉柄の色で赤紫のものがナガイモ、緑のものがヤマノイモとする例があるが、 実際には、どちらも赤紫になることがあるようで、Flora of Chinaによればヤマノイモが「sometimes」でナガイモが「often」の確率で赤紫の模様。

雄花花序の様子と全体の様子、ナガイモの雄花花序

ヤマノイモ 雄花 ヤマノイモ 全景 ナガイモ 雄花 雄花は丸い粒のよう。
なお、雄花花序は立ち上がる
軸はほとんど真っ直ぐ
※右は参考用にナガイモの雄花花序。軸が顕著なジグザグ状

雌株と雌花花序、雌花の拡大
ヤマノイモ 雌株全景 ヤマノイモ 雌花 ヤマノイモ 雌花 雌花花序は下垂。この写真の花被片は汚れているわけではなく斑点があるもの。
2本程度一緒についている。

葉の様子
ヤマノイモ 葉 ヤマノイモ 葉 対生。葉脈は基部の一点から伸びる。
つやつやしている。少し厚手。また、全ての葉ではないが多くが、基部側が横に膨らんでいる。
ナガイモのように分かりやすい3裂には見えないが基部側の心形な片が耳状に少し張り出す個体もあるので注意。
葉質は膜質から紙質で、紙質から革質のやや厚手なナガイモと異なりかなり薄い。
茎は赤紫でややおしゃれ?
ちなみにこの写真は同じ株の別の部位を同じ時に撮ったもので、葉毎に結構雰囲気は異なる。

果実と種子の様子

ヤマノイモ 果実 ヤマノイモ 開いた果実 ヤマノイモ 種子 朔果がなる。面白い。
オニドコロのものと比べるとずっと幅広でずんぐりしている。
種子には薄いひらひらした翼がある。オニドコロにあるカエデの仲間のような翼とは異なり、種子を取り巻くように円形についている。
三室に分かれていてそれぞれに縦に並んで二つずつの種子が入っているが、結実しているものはそれほど多くない模様。
大きくなったもので翼の径で8mm程度。

ヤマノイモ 果実 こちらは若いもの。

ムカゴの様子
ヤマノイモ ムカゴ(ある意味果実) 通常1cmから1.5cm程度だが、大きいものでは2.5cm程度もある。
ごつごつして、知らなければこれが食べられるとは思いも拠らないだろう。
一応形状はぶつぶつがあることを除けば丸い。


花確認:
2006(F8)(F9)
2007(F7)(F8)
2008(F8)
実確認:(※実またはムカゴ)
2006(C9)(C10)
2007(C7)(C8)(C9)(C10)(C11)
2008(C10)(C11)
2009(C1)
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