まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
© T. Codd

ミゾソバ

ミゾソバ トップ
タデ科
イヌタデ属
Persicaria thunbergii (Siebold et Zucc.) H.Gross

花は4mmから5mm程度、長さは6mm程度。枝先につんつんした毬のようになってかたまって丸く咲く。草丈は20cmから60cm程度。
葉がよく茂り低くわさっと見える場合も多いが、草丈自体はわりとある。
花弁状のものは萼で、4から5枚。基本的には5枚。純白で基部が黄緑っぽいものと、先端側だけピンクの染まるものがある。
特徴的な葉形とその模様が面白い。
茎の毛はそれほどでもないが、花序軸の開出腺毛は密生して結構目立つ。
なお、金平糖のようなつんつんした姿は、蕾時期ではなく基本的に咲いた後閉じた花の姿。

家の周囲は元々湿地性の土地柄で(朝霧も多かった)、今も民家の間を水路が流れていたり、古い住宅地内の小さなこうば脇から水がだだ漏れだったりちょこちょこ名もつかない湧水があったりと、水が残る場所は多少残っていて、そういう場所の道路脇にミゾソバの小群落がいくつも点在している。
駅前周辺は空き地すらほとんどなくなり土地改良(地下の整備)も進んでそういった場所はなくなったが…。

全景と花序の様子

ミゾソバ 全景 ミゾソバ 全景 ミゾソバ 全景 ミゾソバ 全景
ミゾソバ 道路脇の群落 白いものは白飛びして撮りづらかったりする。

ミゾソバ 全景 ミゾソバ 全景 ミゾソバ 全景 こちらは先端が桃色のもの。鮮やかな上に半分が白くてやたら明るいので、結構目立つ。

ミゾソバ 吸蜜するセセリ蝶 タデ科は蜜が多く出ているため結構蝶や虻、蜂が来る。

花の様子

ミゾソバ 花 ミゾソバ 花 ミゾソバ 花
小さくて地味に見えるが拡大してよく見ると結構華やか。
萼片は丸く立体的になった卵形で、結構よく開く。メシベは丸い頭の柱頭のある花柱が3本で、オシベはメシベと一緒に立っている内周3本と外周側5本とに分かれる。
基部に黄色くて丸い蜜袋がある。
メシベ子房は黄色っぽい黄緑で三稜形。
シベは花より少しだけ突き出るが、つんつん目立ちはしない。
苞縁には斜上する長軟毛が目立つ。苞の先は黒っぽい渋い赤紫に染まるものが多い。
花序軸には開出する腺毛が密生する。頭が丸くて目立つ。
ミゾソバ 花 この写真の個体は色が薄いのでサンプルとしてあまりよくはないが、先端が桃色に染まるもの。
なお、家の周囲では7割程度が白の花で、残りが先端が桃色の花。また、両方咲く場所はほぼない。

葉と托葉、茎の様子

ミゾソバ 葉 ミゾソバ 葉 ミゾソバ 葉 4cmから10cm程度で、矛形
葉は基部が先の丸いやじり形(後ろに伸びる)から矛形(横に伸びる)。葉身は基部1/3程度の部分で一旦くびれた後、中央付近で膨らみ、先端は尖ってやや尾状に伸びるものも多い。
狭卵形から長卵形のバランス。
表面は皺深くつやがなく、縁には毛が生える。
斑紋は黒っぽく、左右独立している。わりと目立つものが多いが、全く見えないものもある。
葉柄は短めだがはっきりしている。

ミゾソバ 托葉鞘 ミゾソバ 托葉鞘 ミゾソバ 茎 托葉鞘は裂けて反り返り茎を取り巻くので、半円というかC字状。縁には長い開出軟毛がまばらに生える。
茎には稜上に腺毛らしきものと白い開出毛がまばらに生える。花序軸では開出する短い腺毛が密生する。

果実の様子

ミゾソバ 若い果実 花被片は痩果を包んで枯れていく。痩果ははっきりした三稜のある卵体。長さ3mm程度。

葉形の比較

アキノウナギツカミ 他の葉の比較 変わった葉を持つこの仲間の比較。


花確認:
2006(F8)(F11)
2007(F9)(F10)(F11)
2008(F9)(F10)(F11)
2009(F9)(F10)
2011(F10)
実確認:
2006(C11)
2008(C10)(C11)
2009(C10)

宮城県版のイヌタデ属
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