まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
© T. Codd

オオイヌホオズキ (ベージュ!)

オオイヌホオズキ (ベージュ!)
ナス科
ナス属
Solanum nigrescens Mart. et Gal.

経過観察によりオオイヌホオズキと同定

住宅地の高台下、線状に長く続く林を越えた反対側、林沿いにある私道脇、その荒れ地に薄い黄色味のあるイヌホオズキ類が目に付いて近づいてみた。
「新種発見?」とは思わなかったが、このような色のものは初めて。


花は1.5cm程度とかなり大きな花冠でおしべの葯も3mm程度と大きく、花冠がクリーム色で、茎や葉の主脈等が濃い赤紫であることと、毛が多いことが主な特徴。
全草に渡ってしっとりと水を含み非常に柔らかくみずみずしく、なよっとしている。
この質感は若い株だから、という可能性が高い。

(現在の同定状況)
どうやら全草に毛があるが、腺毛ではない。
…生育不良であったり若い株ではイヌホオズキ類は微軟毛があるものが多いのだが、この毛の具合を手がかりにすると、オオイヌホオズキか?
【判断】
オオイヌホオズキ:70%
典型テリミノイヌホオズキ:20%
その他:10%
と言った感じだったが、観察の結果、オオイヌホオズキと同定。

※写真ではクリーム色があまり出ていないが、白とは異なる。
実際の色合いは、ワイシャツにカレーを零して一回洗った感じか?
このような色合い。右は白。
 
 
(※周りと対比して花冠が明るすぎるため、評価測光モードしか持たないカメラでは対応できなかった。)

とは言え、これは「白」の範疇か。
そもそも、全ての株が一つ目の花が咲いたところだったので、拡がりきっていないためにクリーム色が残っているだけの可能性も高い。

見つけた個体は草丈7cmから10cm程度と全て小振りだった。
同一場所で5株程度確認。
どの株も生えてまもなく小さいまま花をつけた感じで、果実はなかったため、その場で同定には到らず。

細かい特徴は以下を参照。
花の拡大、蕾、花序、後姿(萼が見える)
オオイヌホオズキ (ベージュ!) オオイヌホオズキ (ベージュ!) オオイヌホオズキ (ベージュ!)
オオイヌホオズキ (ベージュ!)

蕾は濃い目のクリーム色。
(黄色が強いのは近辺のイヌホオズキ類どれもの特徴。)
花冠もクリーム色
葯はオレンジ色というか、赤みがかなり強い。また、星状の模様も色が強いか。
花序の花数は多く5、6あり、総状に近い形でついている模様。かなり離れてつくものもある。
葉の様子
オオイヌホオズキ (ベージュ!) オオイヌホオズキ (ベージュ!) オオイヌホオズキ (ベージュ!)
葉は広めの卵形で先は尖り、縁は浅く切れ込み波状よりは角がある感じ、基部が切形に近い感じなので五角形っぽく見える。その割には翼は顕著。(基部と翼の接合角ははっきりわかる。流れるような感じではない。)
表面にはまばらに白い毛が生える。茎よりは毛が少ない。
縁にも短毛が生える。
葉脈は赤紫に染まり目立つ。葉裏はその主脈がより目立ち脈状に白い軟毛が生える。
茎の様子
オオイヌホオズキ (ベージュ!) 茎は濃い赤紫直立しているが軟質稜が明確に角張らず丸く出る(若いからか?性質か?)。
上向きにC字を描いた白い軟毛が生える。
稜に一番毛が多い。
花序まで赤紫が続くが萼周辺に来ると薄い黄色味の強い黄緑。
花柄・小花柄も同様に毛が生える。

果実の様子
オオイヌホオズキ (ベージュ!) 果実期の萼の様子や果実形状、つやの程度からオオイヌホオズキと同定。


花確認:
2006(F11)(F12)
実確認:
2006(C12)
2007(C1)(C2)(C3)
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