まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
© T. Codd

アマドコロ

Polygonatum odoratum (Mill.) Druce

花は長さ2cm程度、茎は弓状になり草丈は40cmから50cm程度。
ナルコユリとよく似ているが、茎に明確な稜があるので、稜がほとんどなく丸いナルコユリと区別できる(はずだが、どの程度からが、明瞭でない、ことになるのかは微妙なところもある。)。
これらは属の異なるホウチャクソウとも雰囲気や花色は似ているが、分枝せず弓なりに伸び花が一列につくことと、 花の花被が先端以外合着していることで容易に区別できる。

花の拡大
アマドコロ 花 アマドコロ 花 花被が合着し、先端のみが開く。
また、各裂片先端には目立つ毛がある。

【この毛についての妄想】
これが何のためのものかわからないが、 完全に下向きの花で、花筒先端付近までメシベとオシベが伸びていることから、 ちょうど受粉が可能な特定のサイズの虫が縁に留まって花粉を食べたりストローを伸ばして奥の密を集める際に 留まりやすいように進化しているのかもしれない。
もしくは、花被が合着するよう進化したものと考えると 「自家受粉にまず優先的に頼り花が開く必要性があまりない」方向へ進化した可能性があり、 蕾の段階でオシベが準備できて葯から花粉がメシベ先端にくっつきやすい状況を作っているのかもしれない。
ただ、オシベが筒の途中(裂ける位置付近)から中心にあるめしべの方向へつくという特徴を持っていることを考えると、 よく開いた花ではオシベの方がメシベより若干短くなることになる。
つまり花が開くとオシベとメシベが遠くなるので虫媒以外での(自家での)受粉は難しくなる。
花が開くまで(=シベ同士が離れるまで)花粉の準備ができないことが確認できた場合、 少なくとも今現在自家受粉のために存在するとの考え方は否定できそうだが、 だからといってかつてその目的で存在した可能性は否定できない。
なお、これらはどこかの説ではなく、完全に妄想。
以上。

葉と茎、根元の様子
アマドコロ 葉 アマドコロ 茎 アマドコロ 茎(株元)
葉は長さ10cm程度で基部は茎を抱き、光沢のある表面と違い裏面は粉を吹いた感じでマット。
互生する。
下面細脈の突起の状態(顕微鏡、高倍率ルーペで確認できる模様)でアマドコロ・ヤマアマドコロ・オオアマドコロを区別できる模様
とりあえず現段階ではこの記事のものは細分を取り入れずアマドコロとして整理する。
茎には明瞭な稜がある。

花確認:
2007(F5)

宮城県版のナルコユリ属
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