まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
© T. Codd

マツバゼリ

Ciclospermum leptophyllum (Pers.) Sprague

花は1mmから1.2mm程度、草丈は20cmから40cm程度。
各所でよく分枝し、這わないものの非常にくねくねしているので線形の葉裂片とあいまってかなりごちゃごちゃして見える。花が非常に小さく葉裂片も細く、コンパクトカメラのAF方式ではやや難しいようで、すぐすり抜けて背景の草地や地面等に合焦してしまう。(これだけ細いとマニュアルフォーカスも、液晶では対処できるような代物ではない。)
花弁は縁・先端が赤紫に染まるものもかなりある。全草無毛。

某河川の高水敷では大量に生えていて、草叢の中、境界、裸地、どこにでも見られるが、さすがに葦原深くの根元には生えていない模様。明るくないと無理らしい。

全景

マツバゼリ 全景 マツバゼリ 全景 マツバゼリ 全景 マツバゼリ 全景
コンパクトカメラは被写界深度のカーブが変というか妙なカーブを描いているので、普通に撮ると背景はしゃりしゃりとだいぶシャープで強くはぼけない上に肝心の被写体の方はぼけ始めが早い。これでは被写体がはっきり見やすい写真にはなかなかならない。その中でもまだましにするには、できるだけズームして背景ぼけを強くし、丁度よいサイズに写る位置から撮る。(ようはテレマクロ風に。)

花序と花

マツバゼリ 花序 マツバゼリ 花序 マツバゼリ 花
花序は複散形だがベースの花序軸が出ての複散形ではなく、葉腋からいきなり花柄が(2本か3本)散形に拡がってその先に散形小花序をつける。ので、線形で無柄の葉と混じってなんだかごちゃごちゃしている。
小花序内でとりあえず放射状によく広がった5小花柄が目立ち、花数が多いところでは、その内側に時期がやや遅れて第二陣、といった感じで3花程度出ている。(これもまたごちゃごちゃして見える原因か。)
マツバゼリ 花序 マツバゼリ 花 オシベはやや桃色。花弁は太目の形状。先端が内に折れているものも多少ある。
蜜が多い模様。

葉と茎の様子

マツバゼリ 葉 マツバゼリ 茎 葉はいくつも深裂したもので裂片は極端に細い線形で非常に長い。上に行くほど葉柄も短く裂ける数も少なくなるが、下部の大きな葉では、長い葉柄を持つ三回羽状全裂。
羽状に7つに糸状に裂けた後、それぞれが羽状に糸状に5つに裂け、更に少数だけの羽状に糸状に裂ける。(部分的にはもう一回裂けている。)
葉柄の基部にはひれ状に左右に薄膜がついている(セリ科では普通のことだが。)。右の写真で右側の3本は花柄。

果実の様子

マツバゼリ 果実 マツバゼリ 果実横から マツバゼリ 果実 子房・果実は、よく膨れた半円の畝が縦に5筋走る分果がふたつ合わさっている。やや扁平で、長さは2mm程度。渋い赤紫に染まってから褐変する。


花確認:
2007(F7)
2008(F5)(F6)(F8)
2009(F6)(F7)
実確認:
2007(C7)(C8)
2008(C8)
2009(C6)(C7)

宮城県版のマツバゼリ属
または
宮城県版のオランダミツバ属
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