まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
© T. Codd

ヤブタバコ

ヤブタバコ 枝ぶり
キク科
ガンクビソウ属
Carpesium abrotanoides L.

花は径6mm程度、草丈は40cmから50cm程度。30cm程度直立し、各所、特に上部で多数分枝し放射状に拡がっている場合が多い。
枝はぴんと張って30度から40度程度斜上する程度でだいぶ横向き。…なので、かなり邪魔といえば邪魔。
葉は、タバコっぽいしわだらけ。
いろいろ草もあるだろうに、よほどおいしいのか林内では何匹ものオンブバッタがしきりにたかって来ていて、よく食べていた。…なくなるのでは?というくらいに。オンブバッタがこのような植物もやたら好んで食べるのは、初めて知った。

花の様子と拡大

ヤブタバコ 花序 ヤブタバコ 花序 ヤブタバコ 頭花
頭花は基部が太く卵形で、面が無毛でやや透明質な、張り付いた総苞片が2段程度、その外には反り返って開いた総苞片が2から3段ある。
内側の総苞片は形状も大きさも揃っていて、外側の総苞片は大きさがかなりまちまちで形状も披針形とヘラ形と狭卵形とが混じる。どちらの片も、縁は毛が密生。
多くの花は枝と同じ角度かやや下向きに咲く上、葉が多いので隠れていたりして花が目立たない個体が多い。
枝の葉は互生だがかなり近接し対生に近くなっている部分が多い。
頭花は葉腋から大抵一花つく。花柄はかなり短い。
花の時期はほとんど無柄に見えるが果実期には分かる。(ぎりぎりまでが枝に沿っていて頭花部だけ極端に曲がるのでやはり分かりづらいが。)

枝ぶり・葉・茎の様子

ヤブタバコ 枝ぶり ヤブタバコ 葉 ヤブタバコ 茎
枝内の葉の大きさはかなりまちまち
葉は左右非対称、不整で、一方が前後が整った披針形で幅が細く、もう一方が倒卵形か卵形でやや広くなっていて、全体に曲がって見えるが、主脈そのものは弱く曲がる程度。やや縮れていてしわも目立ち、主脈と側脈のみでなく細脈も目立つ。縁は非常に低く間隔の長い波状と鋸歯の中間的なものがある。
葉縁や表面には短毛が顕著。葉裏は微毛・短毛が特に脈上に目立つ。
葉柄は目立たないが、無柄ではなくちゃんとある。
分枝前の下部の葉は18cmほどもあるものもあり、異様に巨大。集中して多数分枝するためにそこから上ではだいぶエネルギーが分散するんだろうか。
茎や葉柄は丸く稜などはなく、白い鉤状の短毛が密生している。
枝も太く4mm程度はある。

果実の様子

ヤブタバコ 果実期の枝 ヤブタバコ 果実 ぷっくりとかわいらしい花後の姿は段々と変わっていき…外側のうろこ(総苞片)は取れていき、痩果だけになる。

ヤブタバコ 果実期の枝 ヤブタバコ 痩果の様子 痩果先端の摘んだように細くなっている部分には腺毛らしい突起が散生しねばつく
ので犬の毛等色々付着していて撮影には不都合な場合が多かったりする。

冬のロゼットの様子

ヤブタバコ 幼生株 ヤブタバコ 幼生株 ヤブタバコ 幼生株
その年に咲いて実をつけて枯れていく個体のそばで来年咲く個体のロゼットが点々と生えている。けっこう巨大になるのでびっくりする。根生葉は20cm程度ある。しわしわ加減は既にすごい。
色合いは様々だが、明るい黄緑のものが一番きれい。
ヒメオドリコソウの幼生株も一株見えているが、脈のしわ具合はいい勝負。


花確認:
2007(F8)(F9)
2008(F10)(F11)
2009(F11)
実確認:
2007(C12)
2008(C12)
2009(C11)

宮城県版のガンクビソウ属
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