まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
© T. Codd

イガオナモミ

イガオナモミ 表紙
キク科
オナモミ属
Xanthium italicum Moretti

花はひとつの花序内で上部に雄花が数花、雌花が下部に、やや多くつく。
雄花径は5mmから6mm程度、雌花径は5.5mmから7mm程度、草丈は40cmから60cm程度。
葉の雰囲気も一応異なるものの、雌花から果実への様子がオナモミやオオオナモミと大きく異なるので一瞬でそれと分かる。
(…のだが、オナモミ・イガオナモミ・オオオナモミはアメリカでは同一種になっている模様。日本にはいくつかの特徴的な形態のものだけが入ってきていて本場のあちらでは遺伝的にも形態的にも変異が連続的で区別できない、とかいうことかもしれない。)

近辺にはオオオナモミしかなかったのだが、最近中央分離帯の仮ものがよそからの砂利入れでできたらそこに生えてきた。
(頼むから異様に殖えないで欲しい。)
→どうやらこちらの近辺では定着できず消失して久しい。オオオナモミの方はというと相変わらず多数生えている。

全景

イガオナモミ 全景 実着きはかなりよく、実も大きいため目立つ。

雄花と雌花<

イガオナモミ 雄花 イガオナモミ 雌花 雄花は平たく、黄色い。棘がなく丸いぽこぽこつぶつぶが密。役目を終えると早々に取れ落ちる。
雌花は棘に(※咲いている時期は棘というより、柔らかいので毛に近い。)紛れて分かりづらいが先端に柱頭が出ている。

葉と茎

イガオナモミ 葉 イガオナモミ 茎 ほとんどの葉はほとんど分からない程度に3か5浅裂し、それとは別にかなり低い鋸歯がある。
基部から基部の縁に沿って側脈が出ているのが面白い。オオオナモミではその先の部分が耳状に大きく張り出して葉形がミッキーマウスのようになるが、 この種は張り出しがほとんどない。長さより幅の方があるものが多く、5角形というか図形化された家型。
茎は赤紫に染まり、更に濃い赤紫の線状の模様が密にある。
上に伏した白い短毛がややまばらに生えるが、目立たない。

果実の様子

イガオナモミ 果実 イガオナモミ 果実拡大 果実は2cmから2.5cm程度とかなり大きい。
棘はオオオナモミと同程度に密に生えているが、大きく異なるのは、その棘に半透明の毛が密に生え果実の面や棘の基部付近には腺毛が密に生える。
オオオナモミはほとんど棘だけという状態なので、一目で分かる。


花確認:
2007(F9)(F10)
2009(F10)
実確認:
2007(C9)(C10)
2009(C10)

宮城県版のオナモミ属
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