まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
© T. Codd

お道具さま。

お道具さま。
   使用している道具たちの話。

大きなこだわりはないが、自分なりに『必要』なものを抑えた出費で用意している。
工作についても、大掛かりな工具を使わずに手軽に何とかなる方法だけで対処。

(左の絵は、LX2を使っていてこんなの欲しいなと思って描いたもの。)

カメラ

私の場合は散歩や自転車でのぶらぶらがメインで街撮りや植物の観察はそのついでという位置づけなので、カメラはコンパクトが絶対条件
レフのありなし関わらず「一眼」は、元からターゲットを絞った撮影に出かける場合以外には本体に加えて別にもレンズを1、2本は持たないと対応できないので無理…。外出時の目的をカメラにしない限り持って出られなくなってしまう時点で、意味がなくなる。

…もちろんコンパクトでは性能の方にどうしても制約が出てきて撮れないものが結構あり、そこはちょっぴり残念だったりもする。
ただし買ったその場から単体で極端な接写できるので便利。

●一代目カメラ Panasonic Lumix DMC-FX8 (2005年~)【表示】

●二代目カメラ Panasonic Lumix DMC-LX2 (2007年の初売り~)

■2007年からは同じパナソニックのPanasonic Lumix DMC-LX2という、フルマニュアルのコンパクトハイエンド系を使用。
フルオートをしばらく使用してみて、図鑑用途(特にルーペ接続)では露出(絞り・速度)もフォーカスもマニュアル操作ができないとどうにもならない状況ばかりだったので。

■一般的なコンパクトの機能に加えて、フルマニュアル(露出・フォーカスとも)、測光切り替え(今はフルオートのカメラでもみんなある)、アスペクト比の切り替え、フラッシュ光量調節、あと、使わないけどEX光学ズーム等もある。RAW保存も可能。
フルオートスタンダード機(FXシリーズ等、小さいカメラ)が若干ごつくなった見た目で、16:9特殊センサーを採用した変わった機種。シリーズ初期なので画角維持型マルチアスペクトはまだ非搭載、16:9設定でのみ1000万画素を超えるという妙でやや中途半端なカメラだが、マニュアル操作ができる小型機はPanasonicには当時これ(LXシリーズ)しかなかった。

■おまけ。
星空 カシオペア DMC-LX2でRAW保存を指定して星を撮り、付属のPCソフト「シルキーピックス」で現像、後でペイント系ソフトで調整したもの。ポータブル赤道儀とかない上に三脚すらないので単に適当に置いて60秒も露光させたので、ずれた上に日周運動が混じって「へ」の字のイモムシ状に伸びているが、まぁいい。
2006年モデルでノイズが多く感度を上げられないような古いCCD機種でも、自分でRAWをパラメータ調整して現像する場合はここまでは何とか写る。カメラが作成するJPEGの方はまぁ大方の予想通り使い物にはならない。
ちなみにカシオペア座の周辺だが、思ったより星が数写っていて、どれがカシオペアの「W」形なのかぱっと見分からない。
もやもやした薄い緑っぽいのは60秒の間に流れた雲たち。
撮影場所は住宅地内、自宅そばの歩道で夜中の2時頃。


■「マニュアル操作ができるコンパクト」をとにかく優先したため、 実際に私に必要な機能がなかったり、色々嫌な点があったりもする。言いたいことはいっぱいあるが、割愛…。

なお…気がつけば自動露出(PもAもSも)は購入後数日の間に何回かテスト的に使っただけで、その後はこれまでずっと、マニュアル露出。…。
そういえばホワイトバランスもオート使わない…。
露出も色も、カメラの判断を一切あてにしていない自分がよく分かる。

●三代目カメラ Nikon Coolpix P7700 (2012年10月~)

■二代目にがたがきて、正常なSDカードで毎回カードエラーが出るくらいに。
2012年は各社ハイクラスへの裏面照射CMOS搭載が初代でサンプルを見ても各機種画質もちょっと微妙なので買うと損するのは分かっていたが、事情が事情で急遽見繕って買うことに。そもそも二代目が古いので、それと比べれば「微妙」といってもだいぶましな画質。

ほんとは30cmを超える植物の全景入るくらい離れても背景をぼかしたいのでせめてマイクロフォーサーズくらいのセンサーサイズは欲しいが、機材の取り回しを考えたらお散歩ぱしゃぱしゃ向きでないので仕方ない。ここは変えようがない。

検討できるレベルのものはパナソニックのLumix DMC-LX7、ニコンのCoolpix P7700、キヤノンのPowershot G15、オリンパスのStylus XZ-2。(ライトユース系な感じのキヤノンのPowershot S110やニコンのCoolpix P310は候補外。)
メーカーサンプルではない各所のサンプル写真で見る限りは低感度での画質はG15が一番ましなのだが、正直どんぐりの背比べなので画質で差別化できない。

■かなり色々考えて、 操作系と色の処理がどうも好きにはなれないが換算200mmの画角まで行くP7700にした。
AFが怪しいのはすぐに分かったもののお店の中での試し撮りでは写せるものが限られているためどれくらいまずいかまでは不明で…まぁ何とかなるかと買ってしまった。
買ったその足で公園等で試したところ、実際に色々なものを撮っろうとするとはるか昔の玩具レベルのAFで、結局風景くらいにしか使い物にならない(そもそも風景ならAFの必要性が大してない。)と分かった。遅い上に精度も安定性も低く、苦手なものも多すぎ、枠も小さくできず(最小枠になる設定でもパナソニックの通常枠程度。)、多用途のはずのコンパクトカメラとしては致命的なレベル。
MFならなんとかなるかというと、いちいち毎回MF用の画面に移らないと操作できない不便さ。
結局無駄に大きい点もあり、これを買うくらいなら同じニコンでもAFがまともで速いミラーレスのNikon 1にした方がはるかによい。

FX8用のオプションお道具について

 ■最初は、とにかくさっさと入手して試しに撮りたかったということで家から1km程度のホームセンターの文具コーナーにあった子供用ルーペを使用した。
おもちゃだけあって青玉だったのだがそれでも一応ガラスタイプだったので、傷もつかずそれなりに使えた。というか、接写が弱いカメラでこれがないと撮れないものが多々あり、かなり役に立ったのは事実。

■写真の通り、最初はそのまま使ってたが、数日で「こんなのさすがにやってらんない」と思って分割して使うことになった。虫眼鏡を折って3.5倍レンズと小型6倍レンズを取り出して着脱可能なものを工作。

■とりあえずトイレットペーパーの芯なんかで作ったりしてみたが、水とか辛いのでペットボトル等で再工作、カメラをLX2に換えるまで最後まで右の写真のものを使用した。

LX2用のオプションお道具について

【2008を表示】

Ver.2009

お道具さま。 迅速な組み替えに備えて工作にビニールテープを使用しているため汚れの付着や経年でのべたつき、ビニールの伸びが出ていたので、使用頻度の低い一月なら、と思い組み替えをした。
左が5倍ルーペ、右が10倍ルーペ。
ペットボトルキャップに問題はないが厚みがありすぎて多数くりぬくのが大変なので、ちょうどよい径のものが他にないかと探してみて…今回は100円均一コーナーに化粧水等用のスプレーボトルがあったのでそれを使用。(デザインナイフであっさりカットできるので楽。)
今回もくっつける必要のある部分にはビニールテープを使用。カメラ側の筒部との接続には今回もフェルトシートを利用。
直径が前バージョンより0.5mm程度小さいようでフェルトシートの厚みがありすぎて少しきつく、カメラを壊しかねないのでデザインナイフでフェルト内周を少しずつこそぎとっているが…なかなかうまい厚みにならなかった。
筒部が半透明なのがみっともないが、ここもビニールテープでシーリングして見た目優先にするかどうかは…悩ましいとこ。べたつきは苦しいので必要部分以外にはつけない方がいいので。

今回ももちろん、10倍の方の先端に5倍ルーペを取り外して接続可能


以下はリニューアル後のアタッチメントを使用したテストショット。
この時期花が少ないのでちょうど身近に咲いていたオオイヌノフグリを撮ってみた。狙ったフォーカス位置はオシベの葯。
お道具さま。 _test お道具さま。 _test 左は5倍ルーペ、右は10倍ルーペを接続して撮ったもので、ともにノントリミングの状態で掲載。
縮小して掲載しているので潰れているが、原版では長細い花粉も数粒はっきり写っている。(※なお、両ルーペ接続をすると被写界深度が0.15mm程度で手持ちでは無理なので撮っていない。)

(※写真では5倍ルーペが裏向いているが、間違い。すぐはめなおした。なお、10倍の方は同じ平凸が二枚向かい合わせになった構成のルーペなので逆からでも同じなのでどうでもよい。)

Ver.2012

お道具さま。 http://blog-imgs-52.fc2.com/p/e/p/pepd/2012loupesys どうせなので写真よりは構造を図解。
ただしこういった工作は、何を使ってどうすればよいとはじめから決まっているようなものではなくて、 自分のカメラにつける場合都合の良さそうな径の手頃なルーペを入手し、身のまわりの何を使ってどう取り付けるか都度考えるしかない。つまり図は「具体例」のひとつというだけ。
カメラが変わるたびに頭を使う必要がある。なお、カメラが変わることも考慮して接着剤は使わないようにする。

※さりげなく、アクロマート構成の7倍ルーペを追加(さすがにこれは高かった。)。

●以下はサンプル。
5倍片凸ルーペ:
左:焦点距離(35mm換算):98mm
右:焦点距離(35mm換算):136mm
お道具さま。 g お道具さま。 g 正直、これでは写らないものが実は多い。
ヒメジソの分果の網目も分かりづらい。
慣れている私の場合、このレベルならピントが合わないことはない。そよ風の中キュウリグサの花を咲いてるまま撮っても問題ない。
7倍アクロマートルーペ:
左:焦点距離(35mm換算):98mm
右:焦点距離(35mm換算):136mm
お道具さま。 g お道具さま。 g ヒメジソの分果の網目もはっきり写り腺点もよく分かる。
ただし7倍ルーペで手持ちで100mmあたりを越えると正直無理がある。

ディオプターとルーペ的倍率、撮影距離について

ついでなので、クローズアップレンズ&ルーペの早見的な表。
LX2はズームが弱く4:3では136mm程度なので高倍率ルーペを使用しているが…400mmを超えるような高倍率ズーム機で同じように10倍ルーペなんかつけたら浅すぎてピントが合わない
なお、下の「距離」について。(カメラの本来の最短撮影距離より表の距離の方が近距離な場合、)その距離付近(それよりやや近く)でピントが合う。
これはLX2限定のことではなく大抵の場合。
表で「合成」と書いてあるのは、複数のルーペやクローズアップレンズを重ねて使用することで「相当」のものを持っているとしたもの。
※店頭で同じPanasonicのルミックスDMC-FZ38という高倍率ズーム機(486mm)にて試したところ、 クローズアップレンズNo.3というルーペとしては極端に低倍率なレンズをつけてT端時、 25cm付近でピントが合い、横2.8cm、縦2.1cm程度が画面いっぱいになった。
(スーパーマクロで横3.3cm、縦2.5cm程度が画面いっぱいなので、No.3の時点でそれより大写しできたことになる。)
No.ルーペ
倍率
距離
これより
やや近で
合焦
うちの
11.25100.0
21.550.0
31.7533.3
4225.0 合成●
52.2520.0
62.516.7
72.7514.3
8312.5
93.2511.1
103.510.0 合成●
113.759.1 合成●
1248.3
134.257.7
144.57.1
154.756.7
1656.3
175.255.9
185.55.6
195.755.3
2065.0
No.ルーペ
倍率
距離
これより
やや近で
合焦
うちの
216.254.8
226.54.5
236.754.3
2474.2
257.254.0
267.53.8
277.753.7
2883.6
298.253.4
308.53.3
318.753.2
3293.1
339.253.0
349.52.9
359.752.9
36102.8
3710.252.7
3810.52.6
3910.752.6
40112.5 合成●
No.ルーペ
倍率
距離
これより
やや近で
合焦
うちの
4111.252.4
4211.52.4
4311.752.3
44122.3
4512.252.2
4612.52.2
4712.752.1
48132.1
4913.252.0
5013.52.0
5113.752.0
52141.9 合成●
5314.251.9
5414.51.9
5514.751.8
56151.8
5715.251.8
5815.51.7
5915.751.7
60161.7

LX2用のコンバージョンレンズアダプタ(フィルタアダプタ)

お道具さま。 ■LX2は、まだフィルタ等をつけられる構造になる前の機種。でも、色々使いたい。
というわけで、190mlペットボトルとOMリングと黒ビニールテープで、フィルタアダプタ兼コンバージョンレンズアダプタを作成。レンズ収納時も取り外し不要で、52mm径の蓋をしておける。
鏡筒基部の台座部(スイッチがあるところ)に切り欠きをスイッチに合わせた位置でかぽっとはめるだけだが、ビニールテープの弾性による圧力を利用しているので重いクローズアップレンズとか2枚くらいはめたまま振り回しても外れて飛んで行ったりしない。…さすがにテレコンをつけたまま振り回す勇気はないが、そっちでも多分大丈夫だと思う。
(なお、固定する必要がなく撮影時に手で支えるのでよければケンコーのオリンパス用アダプタのひとつ「DC-BC1」を被せるだけでもよいが、鬱陶しいので作った。)

■クローズアップレンズで小型草本の全景を背景をぼかして撮る際と、
サーキュラーPLフィルターにて余計な反射を防いで撮る際に利用。(直射下でもイヌノフグリやヘビイチゴを花を明るく飛ばさずに全体が明るいまま撮れるのでちょくちょく使う。)

ついでに写真に写ってるものまとめて解説。
●左上:キヤノンのテレコン「TC-DC52A」
●その手前:マルミの薄枠サーキュラーPLフィルター
●中央奥:ケンコーの廉価クローズアップNo.3と同ハクバのNo.1
●中央手前:フィルタアダプタ兼コンバージョンレンズアダプタ(※テレコンはT端のみ)
   190mlペットボトルと52mmOMリングとビニールテープ
●右奥:東海産業「PEAK」の5倍ルーペ(プラレンズ)
   ルーペと100均のスプレーボトルをカットしたものと家具移動用フェルトシート
●右手前:東海産業「PEAK」の10倍ルーペ(プラレンズ、2枚ものでアプラナート構成)
   ルーペと100均のスプレーボトルをカットしたものと家具移動用フェルトシート
●最右奥(オレンジ):両ルーペを接続するアダプタ
   2Lペットボトルのキャップをくりぬいたもの

ディフューザ

■フラッシュは玉がむき出しなため鋭い光が被写体に当たってしまい、明部はくっきり白飛び、暗部には光が全然回らず黒つぶれしやすい。光量も、調整機能があるカメラの場合でも接写では強すぎる。毛のある植物は最悪。
フラッシュをできるだけ使用せずに済むよう努力しても、林内等暗い場所での撮影や、風による被写体ぶれでフラッシュを使用しないとどうにもならない状況がほとんどで、対策がどうしても必要。
(※三脚を持たないせいとかではなく、9割が被写体ぶれの方なので、速度を稼ぐ必要がある。)

そんな時に必要になるのが、ディフューザ。
フラッシュの玉からの光が直接被写体に行かないよう白い幕で覆い隠して、柔らかい拡散光にする。光量自体も弱める。
一眼レフの外部ストロボで使うのが普通なので市販ものはたいていはゴムの入った袋状、もしくは大きな逆台形のボックス状で、素材内部での多重の側面反射なんかもして柔らかくていい感じの光になるのだが、私の場合は更にシンプルに、硬い光が直接当たりさえしなければとりあえず許容できるので、繊維がからまったようなものかはっきり濁ったものを一~数回通過さえしてくれればそれなりにオッケー。
というわけで、いくつか作って試してきたが、最終的なというか現状の仕様としては、以下のもの。
お道具さま。 ディフューザ 醤油ケースなんかとして100円で数個セットで売っているプラ製の極小ボトルの側面の一部をポップアップフラッシュをはめ込めるようにくりぬき、レジ袋のベロ部分を切って貼って使っている。
写真では判らないが実は貼り方を工夫してありこのままで光は袋の帯を2回通過するが、必要であれば中に更に何かつめられる。

52mmのテレコンバージョンレンズ

お道具さま。 テレコン装着 ■LX2は光学4倍でズームがわりと弱いので、樹上の花や柵の向こうの花等を撮るのにちょうどいい「テレコンバージョンレンズ」がないか探してみた。
このカメラはおやじくさいレトロさがあるため、先が広くなる形状のものは絶対につけたくない。(合わせ技で最悪の印象になる。)
どこか小型で完全な円筒のを出してないか、と探したところ、キヤノンで丁度いいのを出していた。「TC-DC52A」。
倍率を調べたところ、1.75倍で。ラッパ型の「TC-DC52」の方は2倍のようなのでやや弱いが、まぁ十分。
なお、テレコンは画質が悪いとか言われるしそれは圧倒的な事実だけど、コンパクトにはそれ以外選択肢はないわけで、「撮れないよりはずっといい」。

■接続は上で書いた自作のアダプタが使えるので改めて工作は必要なし。(ペットボトルは思いのほかきっちりした素材なのでテレコンの重みやらで外れたりしない。)
で、テストテスト、と思ってちょっと某河原で対岸の堤防上の看板(330m向こう)を撮ってみたところ、そこそこまともに写り、それより手前(300m付近か?)の堤防土手に咲いているタンポポの数を数える程度は一応できた。

※この写真は古~いケータイで撮影。画質が悪すぎてまるで写真コラージュでの絵のようだ。…。
(写真では前から寄って撮ったので遠近感の都合でテレコンが異様に大きく見えるが、結構小さい。全体としては、ミラーレス一眼に望遠ズームレンズつけたシルエットになる。

■なお、先端はせっかく52mmでフィルタがちょうどはまるのだが、ねじ切りはない。どうしても何かつけたい場合、OMリングをビニールテープで留めておけばよいだろうけれど。
それか、先端ではなく間に入れるか。

以下は3m15cm先のものを撮ったサンプルで、上段左からW端・T端、テレコンつけたT端で、下段はその一部を等倍で切り出したもの。
お花は1.7cm程度の薄紫のシバザクラ。
お道具さま。 お道具さま。 お道具さま。
お道具さま。 3m先の1.7cmが135ドット×135ドットになるならそこそこ使えるだろう。…。画質悪いけど。(テレコンなしのT端だと80ドット×80ドット。)

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