まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
© T. Codd

マキエハギ

マキエハギ
マメ科
ハギ属
Lespedeza virgata (Thunb.) DC.

※その後周辺全域が開発されてタウンになってしまったので、他の植物同様、もう残っていない。

一応、小低木の模様。やや這ったり横に伸びたりしているためなんとも言えないが樹高は30cmから50cm程度。
ネコハギ等と並んで生えているのだが、質感的にも草にしか見えない。
やや這い性のある茎で、しなやかで丈夫なのでぶらぶら重くゆっくり揺れる。
そのため、日陰にあるとこの茎から出る細く長い花柄の先につく花の撮影は少し難しい。

葉腋で上側に一見ほぼ無柄で束生するように(※実際には0.3mm程度の花柄と小花柄がある)数個の花(閉鎖花)をつけ、 更に同じ位置から、極端に細くしなやかな異様に長い開出した花柄を伸ばして先でまだ数個の花をつけ、 その同じ位置からもう一度細い花柄を出し、先端に数個の花をつける。
(各かたまり部分での花数は2から7で、3か4が多い模様。)
各かたまり内は詰まった総状か?要確認。

この独特な花柄と、肉眼ではあまり毛の見えない全草の様子で、繊細な印象を与える。
実際には、各所、毛が密生。ただし長さは0.2mm等と短く、多くの場所で伏しているので目立たない。


柄の先につく花の果実は早々に取れ落ちるが茎側につく閉鎖花のものはたとえ同じ時期に果実が熟しても構造上なかなか落ちない。
着地時期をずらして全体的な花期が長くなるようコントロールしているのかもしれない。

花の写真を撮影していないのが…。2008年に期待したい。

葉の様子

マキエハギ 葉 葉は葉柄の長めな3出複葉で小葉は長楕円で頭は丸くなりややへこんでいて、中央先端には主脈の延長が突き出ている。
側脈がかなり開いた方向になり、葉肉より白っぽいので少し目立ち、形と相まって小判のよう。
縁はかすかに裏に反るので、やや厚みがあるように見え立体的で、革質の雰囲気だが、薄い。
葉には最盛期には黄色味がない緑だが、初冬には鮮やかに黄変するので、ますます小判のよう。
(早々に落ちていくが。)
葉縁に若干の伏した軟毛がある。また、裏は短毛が多い。
葉柄の毛は少し開いて斜上気味で、他の部分のようにぴっちり伏していない模様。

花柄・閉鎖花小花柄・苞葉・托葉部分・葉柄基部の拡大

マキエハギ 花柄・閉鎖花小花柄・苞葉・托葉部分・葉柄基部 葉柄の、折れ目の手前の左右に渋い赤紫の対の2mm程度の托葉が生え、同じ色形の苞葉らしきものが小花柄と花柄の接点に生えている。
茎や葉柄、特に萼には、伏した軟毛がかなり密生するが、ぴったりくっついている上、色は白いものの長さ0.2mmから0.3mm程度と短く、 更に葉面の質感が目立つせいで全草の毛についてはぱっと見では気づきづらい。

花後の様子

マキエハギ 花後 ぎりぎり花に間に合わなかった。
しかも一方の花は外れたのがたまたま引っかかっているだけ。

果実期の様子

マキエハギ 果実期 マキエハギ 果実期 葉が落ち、長い方の花柄がいっそう目立つ。面白い。

果実の様子

マキエハギ 若い果実 マキエハギ 果実 マキエハギ 果実(多くついたもの) 果実は卵形で熟す頃にはぷっくり膨れてかわいらしい。長さ2.5mm程度と小さい。
表面には網目があり、熟すと色の違いが出て浮き出て目立ってくる。
また、前方に伏した白い毛が果実にも若干生える。
あまりないが、果実が多いとにぎやか。


実確認:
2007(C9)(C10)(C11)(C12)
2008(C1)

宮城県版のハギ属
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