まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
© T. Codd

ミツバウツギ

ミツバウツギ トップ
ミツバウツギ科 ミツバウツギ属
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Staphylea bumalda DC.

花径は8mm程度(半開きの萼で)。樹高2mから3m程度。
周辺ではとある林縁で数本見られるがそれくらいで、他では明らかな植栽と見られる小さな株以外見ていない。
よく横に張り出して少し垂れる枝で当年枝(本年枝)の先に花序をつける。花序内の基部側では対生してそれより上では互生する、小花序を出す。小花序を出しそれぞれに大抵3花程度つける。小花序は葉と同様3花が基本数の模様。何花序と呼ぶかは不明。
花もさることながら葉や果実も結構特徴的。

枝の様子

ミツバウツギ 枝 ミツバウツギ 枝 花序内の花数はそれほど多くなく15花程度(3花×5程度)が空いてつく。大きさもそれほどではないので遠目からはそれほど目立たない。
花序はやや斜め上に出るがほとんど横向き。

蕾と花序、花の様子

ミツバウツギ 蕾全景 ミツバウツギ 蕾 固い蕾から開花が近くなるにつれて少し萼片先端に桃色が入る個体も結構見られる。

ミツバウツギ 枝 ミツバウツギ 花序 ミツバウツギ 花序 枝先で対生する最後の葉の基部から単純な2つの小花序(それぞれ2花が多い)と、軸を持った花序をつける。
花柄は2cmから3cm程度で、基部側が緑だが先端側は白く、境目辺りで多少屈曲する。花後は先端側も緑になる。

ミツバウツギ 花序 ミツバウツギ 花 ミツバウツギ 花の拡大
花弁に見える45度程度に開いた長楕円で丸い舟形とさじの中間のような大きい方は萼片で、その中に円筒状に立って見える5枚の長楕円の小さな方が花弁
オシベは5本で花糸に開出した軟毛が生える。メシベは途中から二つに分かれた後、先端が一時的に合着している柱頭を持つ独特な形状のもので、どちらも花弁の先端からぎりぎり出ない位置に揃っている。葯は緑だが鮮やかな黄色の花粉が出ているためほとんど分からない。
萼片基部は一旦ぽこっと小さく膨れる。

葉と葉裏の様子

ミツバウツギ 葉 ミツバウツギ 葉裏 対生する三出複葉をやや十字につける。無毛で鈍いつやがある。表面にはわずかに毛が残り、残っていない部分も点状突起が残る。葉裏は脈上に軟毛が生える。主脈では密生、側脈では散生。
葉は5cm程度の葉柄があり、側小葉はほぼ無柄、中央の小葉は基部がくびれるようにやや柄状に細くなって基部がかなり長いが、翼状に葉身が続くためどこからが小葉柄か不明。
中央の小葉は8cmから10cm程度。
小葉の基部周辺は赤紫に染まるのでいいアクセントになっている。小葉の形状は菱状楕円形で先は弱い尾状。基部は強いくさび形。縁は鋸歯があり鋸歯先端は細いかぎ状で前方に屈曲しているが硬くはなく触ってもちくちくしたりしない。
なるほど同じミツバウツギ科のゴンズイと質が何となく似ているが、もっと柔らかい見た目。(※どちらも実際には柔らかい。)

果実の様子

ミツバウツギ 若い果実期全景 ミツバウツギ 若い果実 ミツバウツギ 若い果実
ミツバウツギ 果実 ミツバウツギ 果実 褐変してくしゃくしゃになった萼片がしばらく宿存する。一時合着していた柱頭は離れて段々分かれ真っ直ぐ上に伸び、初心者マークの角部分を引っ張ってやや伸ばしたような形状になる。肥大し、全体が2.5cm程度になる。子房の上部から花柱の下部にかけて目立つ白い軟毛がある。

展開を始めた当年枝(本年枝)の様子

ミツバウツギ _cytenkai ミツバウツギ _cytenkaiの拡大 残っている少し赤味のある薄い褐色の枝がつんつん湾曲斜上して何本も弓のように立っているのでちょっと邪魔だったりする。
展開した葉は柔らかい明るい黄緑。


花確認:
2009(F4)
実確認:
2008(C5)(C6)
2011(C5)

宮城県版のミツバウツギ属
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