まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
© T. Codd

ツルニガクサ

ツルニガクサ トップ
シソ科 ニガクサ属
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Teucrium viscidum Blume var. miquelianum (Maxim.) Hara.

花は幅2.8mmから3mm程度。長さは萼の先端からだと6mm程度、萼の基部からだと9mm程度。草丈は15cmから25cm程度。茎・萼・花柄に腺毛が密生して毛深い。葉裏脈上・葉縁・葉柄(裏)にも軟毛が密生。
明るめの林内にて。一株だけいい位置にあるのを一ヶ月前に見つけて(他の株よりやや日が当たりやすい)、再訪時に予測通りのちょうどいい状態(蕾と最盛の花と終わりかけた花が揃っている状態)になっていて思わずにんまり、だった。
地下の走出枝があるとのことなのだが、掘るのもどうかと思うので不明。

全景

ツルニガクサ 全景

花序と萼・花の様子

ツルニガクサ 花序 ツルニガクサ 萼 ツルニガクサ 花 ツルニガクサ 花冠の図
花序は頂点以外に葉腋からも出ている。
花は上唇と下唇に分かれず上の基部からぱかっと割れてシベの下側だけになっている。独特な羽状裂をしている。深く切れ込んで2対の裂片ができ、頂点の大きな片は倒卵形で基部側で一旦多少窪んでから左右が角になっている。頂点の片は下に垂れてベロのよう。基部側から1対目は先端が少し尖り、先端側の2対目は先がやや鈍い。頂点の広い片は薄めに全体的に染まり、左右の2対の裂片は縁が濃く染まる。また、中央脈も染まる。1対目と2対目との間から基部にかけての半筒状の部分は内側に長白軟毛が密1対目のあたりまで、外側に長白軟毛が生える。
基部側から1対目の裂片のあたりに短い方の下のオシベの先端(葯はベージュ)があり、2対目の裂片あたりに、長く太い上のオシベ(葯は小豆色)とメシベの先端がある。この長い方のオシベの花糸とメシベ花柱は緑で、先端が下向きに屈曲。

葉の様子

ツルニガクサ 葉 ツルニガクサ 葉表 ツルニガクサ 葉裏 葉はバランス的に結構大きく、6cmから8cm程度ある。長楕円状長卵形で鋸歯が顕著、基部は広いくさび形。葉は濃緑でしわが深く見かけ上厚ぼったいが質は薄い。ややざらつく。対生し、横に出て先端が少し下に垂れる。葉柄は顕著。

果実の様子

ツルニガクサ 果実 花期に等径の筒状の萼は、果実期になると膨らんで球形、先端は窄まってほとんど閉じる。ので、全体のシルエットは卵形明るい褐色の4分果が少し覗いている。


花確認:
2008(F7)(F8)
2011(F8)
実確認:
2007(C9)
2008(C8)

宮城県版のニガクサ属
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