まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
© T. Codd

セリ

セリ トップ
セリ科 セリ属
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Oenanthe javanica (Blume) DC.

ひとつの小さな花は花径2mmから2.3mm程度、草丈は20cmから40cm程度。ちょこちょこそこらじゅうで結構な数分枝してはいるが、直立気味にひょろひょろして見える。茎は実際には質が丈夫で、各枝はぴんと真っ直ぐ斜上している。
花が密集した複散形花序。
スーパーでも売っている、あのセリ。
近所では、小さな川に続く打ち捨てられた小道の脇のやや湿りがちの草地やそのそばの本格的な湿地内にて大量に生えていて、春にはおばさまがどぶ水路でよく摘んでいるのを見かける。

全景と花序・花の様子

セリ 全景 セリ 花序 セリ 花序 セリ 小花序
花序は賑やかな複散形花序につき、浅い半球の小花序は5、7、9等と奇数個ある場合が多い。周辺で最も標準的な生育をしているものでは小花序7つで構成されうち5つが周囲をとりまき、残り2つが内側に並んでいて小さくなっているものが一応多い。
小花序内は30花以上ある場合も普通で、こういった仲間の中ではかなり賑やかとは言える(小さい点もあり、それでも地味だが。)。
花は5弁花で、ひとつの花弁は一見ハートっぽく見えるが、よく見ると逆さの団扇の左右を後ろに折り、取っ手を上側手前側にぐねっと折り曲げたような面白い形。なお、取っ手はとい状になっている。花の造形のお陰で花序は全体的にかなり立体的で陰影が出て、白なのにのっぺりしないでくれるので撮影が楽。なお、花弁に少し桃色を帯びるものもちょこちょこ混じっている。
オシベの長さは花弁の倍程度あり、突き出たオシベが随分目立つ。メシベは薄い白緑で光沢があり、2本の柱頭が少しだけ離れる方向に2本やや突き出ている。オシベほどは長くない。

葉と茎(と葉裏)の様子

セリ 葉 セリ 葉 セリ 茎
葉は2回羽状複葉、上部では単純な羽状複葉。葉内の各「節」は明るくベージュから薄緑になり、「節」間の各「軸」状部分の縁はそれぞれややひれ状で「節」毎に引っ込んで弱くなっていて、こうした立体感のためか、小葉は左右縁が上方に少し反る以外のっぺりしているように見える。よく見ると実際にはしっかりした脈がある。粉っぽい場合もたまにあるが多くはややつやがあり、濃い目の緑。
葉色と葉柄や茎の色にあまり差がないのでシンプルに見える。
よく育った状態から花期以降の茎葉では小葉は菱状狭卵形程度で強く細い前を向いた鋸歯が2から5対程度見られる。また、ところどころで羽状裂しかける感じに強めに裂けている。
最後の片(小葉)の基部は、よく発達したものでは小葉柄があるものの、多くは柄がなく楔形のまま軸部にくっつき中途半端。
茎は四角く、よく見るとどうも次の節までに90度程度ゆっくりと捩れていて面白い。稜はひれ状に薄くなっている。托葉は2cm近くと長く、形状はほぼ等幅で、葉柄の下側を包んでいる。

幼生株の様子・若い時期の葉

セリ 幼生株 セリ 幼生株 セリ 幼生株の葉
幼生期の根生葉は丸っこい小葉で鋸歯の先も丸い場合が多く、結構かわいらしい。

花確認:
2008(F6)(F7)
2012(F8)

宮城県版のセリ属
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