まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
© T. Codd

ヒメカンムリツチグリ

ヒメカンムリツチグリ トップ
ヒメツチグリ科 ヒメツチグリ属
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Geastrum quadrifidum Pers.

頭部の径6mm、踏ん張って立っている全体の高さ1.6cm・径1cm程度。小さいので目立たない。(たまたまほとんど白の場合、少し目立つ。)
広葉樹の樹林下でちょんと立っている小さなきのこ。
この場所のものはいつも全体がほとんど純白で、頭のてっぺんの裂ける部分とその周辺には少しだけ色味がある。頭部と皮とのつなぎ目が軸状になっているが、その基部より皮側が輪っか状にわずかに褐色になっている。

しっかり立った感じが月面着陸、といった印象。

※なお、ツチグリの仲間ではない。

全体の様子と子実体のアップ

ヒメカンムリツチグリ 全景 ヒメカンムリツチグリ 全景 ヒメカンムリツチグリ 子実体だけの拡大 左の写真は配置が不自然な位置に思えるかもしれないが…全体を収めるとこうなる。(子実体だけではなくマット状になった菌糸も含めて。)
一見乗っているだけのように見えるが土や枯れ葉くず等をくっつけた菌糸のマットに割けた皮の先端がきっちりくっついていて、普通に引っ張ってもすぐに取れない。多点でくっついているためねじると簡単にぶちっと取れる。
この個体は頭部と皮との間の軸がはっきり見える状態なので図鑑的に自然な状態だが、下の写真のように首がめり込んでると一瞬あれ?と思う。

皮の裏側(外側)と頭部の様子

ヒメカンムリツチグリ 皮の裏 ヒメカンムリツチグリ 頭部 ヒメカンムリツチグリ 頭部の拡大 こちらは首をすくめている個体(子実体)。そのままだと柄が見えないが探るとちゃんとある。
頭部は毛羽立った紙のような質というか、蚕の繭がよりきめ細かくなった感じ。先端で円形の一旦不鮮明に角度の変わる(窪んだり)変質部があり孔縁盤と呼ばれるが、この種ではここから内側に放射状の目立ったひだがない。中央はわずかに突き出るがはっきりしたくちばしの様につんつんしていない。

蜜柑の皮状に割けて弓状に強く沿っている部分の、展開中見えている内側面は、肉眼での質感が紙のような印象。ルーペで見ると紙にマットコーティングしたものが微細にひび割れた感じ。湿時はやや寒天のような印象。(触るとそれほどぶよぶよしてはいない。)
この内側表面部分が剥がれたところでは時間が経つと褐色になっている。
裏は弱く微細なささくれ・斑点があるがほとんど分からない。

菌糸のマット

ヒメカンムリツチグリ 菌糸のマット

花確認:
2008(F10)(F12)

宮城県版のヒメツチグリ属
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