まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
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アカミタンポポ 雑種※

アカミタンポポ 雑種※ トップ
キク科 タンポポ属
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Taraxacum laevigatum (Willd.) DC. x 何か

※この記事は現在編集途中です。
これと見られる多様な22個体をマークして継続観察しています。また別にアカミタンポポそのものと考えている2個体も継続観察しています。→マークしていた全てにおいて、渋く濃い目のはっきりした赤紫の痩果になりました。

※厳密には未同定(不可能)。アカミタンポポと何かの雑種と考えている。

エリア内は荒廃した耕作地他乾燥系の荒れ地と都市部なので、セイヨウタンポポ、アカミタンポポと、このタンポポが多い。
花は頭花の径で2.5cmから3cm程度、草丈は花茎で0.5cm(!。花茎を伸ばさず埋まって開花)から20cm程度。
総苞外片は90度からだらしなく浮く程度に内片から離れるような斜上でかなりまちまち。アカミタンポポやセイヨウタンポポ程反り返らず、かつ変化に富む。
荒廃した植え込みや荒れ地、砂利上等に成育する個体が多いせいもあり大きな葉はつけずほとんどがこじんまりしていて、長くても12cmから13cm程度。葉の切れ込みは極端に深いものが多いがわりと多様と言える。
アカミタンポポはわりと通年咲いているが、この雑種と思われるものでは夏場やや休眠状態になるようで、あまり花を見かけなくなる。ただし結構個体差が大きい。真冬に見つかる場合ボタンというかリベットというか…地面にめり込むように無理やり小さい花を咲かせている。
現在こちら方面の都市部でおそらく最も多く見かける。
セイヨウタンポポやアカミタンポポと思われるものは既になのか元々なのかそれほど多くは見られない。


頭花は夜に睡眠運動をするが日中は多少曇っていても咲いてくれるので撮影にはありがたい。晴天で撮影すると適当なビニール等を翳さないと花が黄色に飛ぶので。(と言ってもこの記事に使用した写真は晴天の南向きだが。)

頭花と総苞の様子

アカミタンポポ 雑種※ 頭花 アカミタンポポ 雑種※ 花横 花粉は普通に見られ総苞外片の開き具合はとてつもなくまちまち。ただしセイヨウタンポポやアカミタンポポのように、かぼちゃのような丸っこいちょっと気味の悪い極端な反り返りのものは見られない。
また、蕾時期に基部付近から強く反るものは見られない。
総苞外片の縁は短毛があるようだがほとんど目立たず、気にしなければ一見無毛。
先端付近の角状突起は肉眼では分からないもの・タコのように堅くなるだけでほとんど厚みもできていないもの・強い三角でただし幅が薄っぺらいもの、とまちまち
内片の先端はほとんど突起が発達しないので蕾時期に特にすべすべして見える。
角状突起の程度と反り返りの程度との関係性は特に見られなかった。
頭花内の花数はセイヨウタンポポと比べ少しばかり少ないようですっきり細身に見えるものが多い。

葉の様子

アカミタンポポ 雑種※ 葉 基本的にはよく切れ込んだ葉になる。また、ほとんどの場合小型。(多く見られる生育環境(砂利上、荒れ地等)も影響しているとは思われる。)

花径・根の様子

アカミタンポポ 雑種※ 葉 アカミタンポポ 雑種※ 葉 アカミタンポポ 雑種※ 根 花茎がささくれているのかと思いきや、という感じでわりと花茎の中部から上部に1から2枚の未発達の葉がつく。しっかり羽状裂もする。
たまたま瓦礫状砂利の空き地から道側へ出ていてよく崩れる場所で成育している個体で、根が見えているので写してみた。
メートル単位で深くもぐっている太い真っ直ぐな根
なお、わりと多くの場合に花茎は肌色から赤紫。ただし、多く見られる生育環境(砂利上、荒れ地等)も影響しているとは思われるので種としてのはっきりとした特徴とは言えない可能性がある。

花後

アカミタンポポ 雑種※ 花後 花後はくねくねと一旦花径が倒れて、きちんと果実(痩果)が膨らんだ頃再度立ち上がってこんもりふわりとした綿毛を展開する。

アカミタンポポ 雑種※ 果実期全景 アカミタンポポ 雑種※ 果実 アカミタンポポ 雑種※ 果実
アカミタンポポ 雑種※ 痩果拡大 こちらはしっかり立って冠毛を広げた状態。実は、当記事の先頭写真で下に寝そべっていた頭花の後日の姿。
痩果は結構鮮やかで濃い、赤褐色?赤紫褐色で大きな特徴。筋溝がいくつかある。スパイクが縦に並んで何列かつくようでいぼいぼ状で、上部へ行くほど大きく鋭く顕著になる。
多数の個体を見ていると色の濃さ自体は場所でかなりまちまちになってるため、濃さではなく色の系統だけを考える必要がある模様。(この写真のものは極端に濃いもの。それほど多くはない。)
痩果先端は摘んだように軸状に長く伸びていて、その先で放射状に冠毛をつける。
せっかくなので複数接写して顕微鏡撮影等で使用するソフトを使って深度合成してみた。(手持ちで撮影なので10倍ルーペにとどめ三枚だけにした。)
スパイクは斜上する円錐状のもので、この種の場合基本的に内向きに鉤状にはならない


セイヨウタンポポ 果実 セイヨウタンポポ 果実
こちらは比較のために掲載。セイヨウタンポポのもの。
アカミタンポポより花数が多いため、綿毛は高密度でかつ一回り以上大きい。
痩果は黄褐色で赤味はまったくない。

最近では、気になるタンポポが見られる。
痩果がどんなに待っても濃くならず赤味のある薄い肌色になる、小型のタンポポ。
この記事のものとよく似て生育環境も同じ(混生する)で、総苞や頭花等はよりぐちゃっと崩れた形状。
花茎がいつも異様に短く、花茎を含め変に形が崩れている個体が多いので何かの雑種なのだろうが…正体はまったく不明。

花確認:
2007(F4)
2008(F1)(F2)(F3)(F4)(F5)(F6)(F7)(F8)(F9)(F10)(F11)(F12)
2009(F1)(F2)(F3)(F4)(F5)(F10)(F12)
2010(F1)
2011(F3)(F4)
実確認:
2009(C1)(C2)(C3)(C4)(C5)(C10)
2011(C3)(C4)

宮城県版のタンポポ属
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