まつどとか
千葉北西部、
        くさのめも
      周辺ぷち植物誌。
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ギシギシ属雑種 ※

ギシギシ属雑種 ※ トップ
タデ科 ギシギシ属
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Rumex sp. (雑種)

※未同定。形態による単純な判断では同定は不能。
形態からの推測として、現状、アレチギシギシとエゾノギシギシとナガバギシギシの三者のどれかの組み合わせの雑種と判断している。形態からはそういった印象だが、遺伝子の検査等はできないのでこれ以上どうしようもない。
同じ空き地にはアレチギシギシ、ナガバギシギシ、エゾノギシギシが生え、よく草刈や仮の地盤整備等で攪拌される土地。どの組み合わせか実際のところ分からない。
花は3.5mm程度、草丈は80cmから1m程度。
花序内では早めに赤味がさし、結構目立つ。花被片につく粒体はやや異なるがほぼ同程度の大きさでどれもしっかり膨らみ、アレチギシギシの花被片と粒体のバランスと同程度。花被片の縁には歯牙がつき、シルエットとしてはナガバギシギシの緩い歯牙を少し顕著にした感じ。ギシギシほど強くはないしギシギシとは異なるシルエット。
花被片が緑のうちから粒体は強く染まる。
どうも結実はしづらい模様。

全景の様子

ギシギシ属雑種 ※ 全景 花の密度的には、アレチギシギシよりは密。葉が全体に小さい
茎はすべすべしているが、花序のつくあたりの軸では稜上に乳頭状突起やそれが薄く平たくがたついた感じのプラスチックのばりのようなものが多数見られる。

花序と花の様子

ギシギシ属雑種 ※ 花序 ギシギシ属雑種 ※ 花序 ギシギシ属雑種 ※ 花
花序は節毎に輪生状に集まったもので、複数の花序の連結した全体として穂のように見える。花期は緑だが、粒体はかなり早期に赤味を帯びている。
花柄は湾曲して下に向かい、基部付近で節を持つ。乳頭状突起のような粉っぽい突起が多数ある。
白いブラシがメシベであまり目立たないが、花被片が開いた頃には薄い黄色の大きな葯とそれと同長の花糸を持ったおしべがぶら下がって風に揺れている。

葉の様子

ギシギシ属雑種 ※ 中部の葉 ギシギシ属雑種 ※ 上部の葉 ギシギシ属雑種 ※ 葉裏
葉は全体的に小さい。葉柄ははっきりあり、葉身基部は円形から切形に近い形状。縁は細かい円鋸歯状でだぶついて鋸歯前後が上下に波打ち、更に大きくところどころ上下に波打つ。裏面の脈上には主脈に限らず乳頭状突起が多数ある。

果実期の様子・果実の様子

ギシギシ属雑種 ※ 果実期 ギシギシ属雑種 ※ 果実期 ギシギシ属雑種 ※ 果実
ギシギシ属雑種 ※ 果実 よく染まった花柄と粒体。花被片が拡がって膨らみ痩果が膨らむのは一本の「棒」部分(花序の連なったもの)につき1から数個で、あまり結実しない模様。花被片が花期のまま丸っこくてまったく伸びていないものは、しばらくして褐変してくしゃくしゃになり次々取れ落ちるのも確認。なお、すぐ隣にあるナガバギシギシはどの株もほぼすべてが結実している。
粒体は3つともよく膨らみ、サイズはやや揃っている。花被片の縁は基部側半分程度で不整な歯牙状になり五角形状卵形
膨らんで広がったものの中ではちゃんと硬く大きく膨らんだ3稜の痩果ができているのを確認できた。(カメラを持ち歩いていない際に中身を確認、後日撮影の予定だったが広大な空き地丸ごと草刈をされ消失。現在は建物が建っている。)


花確認:
2009(F6)
実確認:
2009(C6)

宮城県版のギシギシ属
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